こんにちは。
協創マネジメントパートナーの古厩です。
コロナ禍でテレワークが定着してきました。
これは働き方改革という視点で見ると
良い方向に進んでいるように思います。
一方で現場では部下マネジメントが
役りにくくなってきてしまったという声を
よく聞くようになりました。
本当にテレワークで部下マネジメントが
やりにくくなったのでしょうか?
今回は部下マネジメントについて考えてい見たいと思います。
「組織の目標達成は管理職の役目でしょ」と思う部下
営業部隊のマネジメントをしていると
どうしても、売上目標(年間、月間、週次、日次)に対する
数字の進捗にばかり、目が向いてしまうことって
ありませんか?
私は、人材派遣会社で支店長を行っている時は
そればかりが気になっていることが多かったです。
それは、支店長として支店運営の権限を持っていたとはいえ
毎日のように本社の営業本部長から
「今月の着地はどうだ? 今月も達成できるよな?」
とプレッシャーを受け続けていたので
何としても目標を達成しなければといけない
達成できないと支店長を下ろされる
という思いがあったからかもしれません。
(勤めていた会社は実績を出せばどんどんポジションが上がりましたが
逆に実績が出ないと分かると簡単にポジションをはずされる会社でした)
でも、当時の部下の立場に立って考えると
「それって、支店長自身のためでしょ」
「私にはあまり関係ないでしょ」
と、どこか他人事だったかもしれません。
しかし、
そのようなことは、当時は想いをめぐらすこともできず
「なんで、指示したこと、やるべきことをやらないんだ」
「そんなんだから、数字が上がらないんだ」
と思って、
部下に対して結果管理を強烈に行っていました。
実はこのマネジメントでも
それなりにというか
結構成果を挙げていました。
(何度か表彰も受けていました)
とはいえ
辞めていく部下も結構いました。
シンプルだけど強力、部下が動き出す部下マネジメントの秘訣
その後、縁があって人材育成会社に転職をしたのですが
そこで衝撃をうけます。
「えっ、部下マネジメントとこうするんだ。」
「いままでやっていたのとは真逆じゃない」
「こんなシンプルなことでいいんだ」
と、初めて先輩コンサルタントの担当する会社で実施した
管理職向けのマネジメント研修を受けた時でした。
その後、いろいろな会社の人材育成をサポートしてきました。
そして、優秀な管理職の方々からいろいろと現場の話を
聞いてきましたが優秀な管理職の方は
「いや、特別なことはしてないですよ」
「ほかの方とやることは一緒ですよ」
という方が多く、
基本に忠実に、すごくシンプルなことを
行っていました。
そしていろいろと聞いていく中で
もう一つ重要な点があることが分かってきました。
それは
そのシンプルなことを、
徹底的に継続しつづけている
という
これまた、シンプルなことでした。
では、そのシンプルなこと
とは、何を行っていたと思います?
実は、部下マネジメントで行っていたのは
たった3つのことです。
それは
1.部下をよく見る
2.部下の存在をしっかりと認める
3.部下の考えを聞き、前向きなアドバイスを行う
ということです。
細かなやり方は、人それぞれでしたが
部下マネジメントで行っている基本はたったこれだけ
だったのです。
そして、
この3つのことを徹底的に継続し続けている
ということでした。
コロナ禍かでも忘れてはいけない部下マネジメント3つのこと
このところ、テレワークが多くなり
「部下マネジメントが機能しなくなった」
「マネジメントが効かず、部下が野放し状態」
「成果が出しにくくなった」
という声をよく聞くようになりました。
そして、いつも話題に上るようになったと
感じるのが、
「テレワークにあった部下マネジメントは何ですか?」
「ニューノーマル時代の営業マネジメントとは?」
「なにかITツールを導入しないとダメでしょうか?」
といったことです。
確かに細かなやり方自体は
工夫が必要になったとおもいます。
しかし
部下マネジメントの基本は一切変ることがないと思います。
1.部下をよく見る
2.部下の存在をしっかりと認める
3.部下の考えを聞き、前向きなアドバイスを行う
この3つのことを、
徹底的に継続するということです。
基本に忠実に、継続しきることが
一番成果が出る
と信じて部下マネジメントをしてみませんか。