こんにちは。
協創マネジメントパートナーの古厩です。
新たなことをスタートし、やり続けるのは
結構大変なことです。
ちなみに、このブログも9月から毎日投稿しよう
と決めて、スタートしてから今のところ1か月は
継続出来ています。
そもそものスタートのきっかけは
Facebookで知り合い(キャッシュフローコーチの竹内美紀さん)
の投稿をみて、よしやってみようと思ったことでした。
そして、
なんとか継続してこれたのは
日々のアクセス数の推移をみるのが面白かったということと
ブログを読んでいただいた方から反応があり
その中から仕事につながる話をいただいたりと
成果を実感出来ているからだと思います。
研修だけでは社員の行動変化は継続しない
実はこの流れは研修と一緒だなと感じています。
- 研修:
やってみようというきっかけを創り出す
やるための考え方、スキル、手順などを知る
- 事後課題、現場実践:
研修でえたきっかけでやり始める
→これまで違う反応や成果を感じる
もう少し続けてみる
→さらに反応や成果を感じる
さらに続けることで習慣化する
という
小さな成功を積み重ね、
やり続けるという
流れを創り出すために
研修施策を組み立て、提案を行っています。
しかし、研修講師として企業様をサポートしていると
研修の実施だけで終わってしまい
現場実践をフォローまでは行わないという
意思決定をされる企業様も多くあります。
たしかに、研修を行うことできっかけを得て
自分自身で継続していく事が出来る方も
少数ですがいらっしゃいます。
一方で、大多数の方はきっかけを得て
行動を起こし始めても、成果を実感できることが出来ずに
行動を止めてしまう方が多くいます。
この大多数の行動変化を継続させるためには
事後のフォロー施策が重要となることは間違いありません。
研修と実務を連動させる仕組みが求められる
では、なぜ事後フォロー施策を取り入れていないのでしょうか?
色々な企業の担当者に話を伺っていると
「研修事務局として行ったほうが良いのは分かるが、そこまで
するにはマンパワーが足りな過ぎて出来ない」
「現場にそれほど負荷をかけすぎると、現場から苦情が出る」
「研修の後追いをしすぎると、受講者が嫌がる」
などの悩みがあるようです。
確かに、しっかりとフォローを行うためには
それなりの人員と時間をかける必要があります。
そして、人員と時間を何とか捻出できたとしても
現場のネガティブな反応で断念することが多いようです。
このネガティブな反応は現場の誤解があるのかもしれません。
誤解とは
「研修と実務は別のものである」
「研修に行ってもすぐに成果につながる訳ではない」
「研修は同期や他部署の方との人脈づくりや息抜きの場でしかない」
などと思っている可能性があります。
であるならば、
研修自体を現場の業務と徹底的に連動させるというのも
一つの方法かとおもいます。
営業研修を例に挙げれば
受講者にターゲットとしている企業を取り上げてもらい
数回の研修と実践を通して受注を目指すといった仕掛けをつくり
研修と実務を連動させるということが考えられます。
他の職務でも同じように
研修と現場の実務を連動させる方法はいくらでも
あるかと思います。
研修には現場の管理者を巻き込むと話がはやい
仕組みとして研修と現場の実務を連動させると
受講者の行動変化の定着は早くなります。
更に定着を早くするためには
現場の管理職を研修施策にしっかりと巻き込む必要があります。
じつは現場の管理職は部下を研修に送り出すことを
あまりよく思っていないこともあります。
研修に送り込むことで
送り込んだ部下の現場の業務は確実に滞ります。
そのため、その穴埋めを他の部下が担うか
管理職が行うことになるからです。
そして、研修にいったからといって
すぐに成果につながる保証はない。
と思っているならなおさらです。
このように感じている管理職には
事前に事務局からしっかりと
・なぜこの研修を実施するのか
・研修と現場実践が一つの研修施策となっており
管理職の現場で協力が不可欠である
などを伝える必要があります。
また、出来るならば研修自体に受講者と同伴で参加いただき
研修で作成するアクションプランを受講者とともに検討していただき
実行のコミットメントをしてもらう
といったところまで踏み込んでも良いと思います。
研修を実施することが目的ではなく
研修を通して成果を受講者にあげさせる
その結果、受講者の行動変化を促進し、
習慣化出来るようにする
ということを研修の目的にすると良いのではないかと考えます。
では、また明日お会いしましょう。」