D.コルブの経験学習モデルをご存知でしょうか。
これは社会人は職場での業務を通して成長していくプロセスを体系化したモデルです。
具体的には
1,経験
2.省察・内省
3.一般化・概念化
4.試行
という順番で経験を振り返り、そのなかから次の業務につながる成功要因を
探していくというモデルです。
このモデルを活用して管理職は部下を育成することが出来ます。
1.意図した経験を積ませる
経験をさせればなんでも良いということではなく、上司は部下の育成計画に沿って
意図した経験(成長につながる仕事を意図して行わせる)を積ませることができる
業務を割り振る必要があります。
2.省察・内省(振り返り)をする手助けをする。
上司は部下が経験した業務を振り返る支援を行うために、コーチングなどを通して
なぜ上手くいったのか、その要因はなんであったのか、もしくはなぜうまく行かなかったのか、その要因はなんであったのかを考えさせる必要があります。
3.一般化・概念化する手助けをする。
上司は省察・内省を通して見えた成功要因を部下の他の業務において活用出来ないか
問いかけることで、部下が他の業務にどのように活用するかを考えさせます。
4.試行
部下が行った一般化・概念化を具体的な業務においてためにしに行うように支援する必要があります。
上司はこの1.〜4.の流れを部下が意図して回すことができるようにすることで
部下の成長を加速させることが出来ます。
ぜひ意図して行ってみてください。