こんにちは
協創マネジメントパートナーの古厩です。
私は普段、コンサルタントとして活動するかたわら
企業向けの研修の講師を行っています。
研修内容は
・ 営業力強化
・ 管理職育成
・ 新人の初期教育
などを
様々な業界の企業様で行っています。
しかし
今回のコロナ禍において
特に4月から7月という時期の研修は
延期もしくは中止になることが多かったです。
そして
この秋口にかけて
徐々に延期になっていた研修は再開だ始まってきています。
しかし、全て再開するということは、ないようです。
そもそもコロナ感染の観点から人を集めづらい
ということもあるのかと思いますが
オンライン研修で実施ができるという環境であれば
その懸念も少なくなっていますので
再開が出来ないという理由にはしずらくなっています。
では他の理由はと考えると
売り上げが激減している中で
研修に人を送り込むことで、営業活動や業務が止まり
さらに売上が下がることを気にしてるのかもしれません。
このような事は、過去のリーマンショックにおいても
起きていました。
実際、経営者や人材育成の責任者の片方にお話を伺っていると
「実務と研修はトレードオフの関係にあり、両立することは難しい」
との想いがあるように感じます。
しかし
今回のコロナ禍と言う非常事態を
人材育成のためのリアルケースと捉えなおすと
様々ことが同時に出来るようになるのではないかと
私は思います。
言ってみれば
1アクション3ゴール
*1アクション3ゴールの解説はこちらの記事を参照ください
https://ksf-consul.com/2020/09/10/blog/511a3g/
を狙えないかということです。
いまどの企業においても
「コロナ禍からの出口戦略を考える」ということを
行っていると思いますが、
これを1アクションとして置く
3ゴールはどのように設定することが出来るでしょうか?
まず1つ目のゴールとしてすぐに思いつくのは
1.売上改善策を立案し、実行できるレベルのアクションプランに落とし込む
ということがあるかと思います。
2つ目のゴールは何があるでしょうか?
例えば
2.売上回復策を管理職層向けの会議型研修のテーマに設定し討議させることで
管理職の戦略立案力、思考力、等を高める
ということをゴールにしても良いかもしれません
そして3つ目のゴールとしては
3.出口戦略を社員で考える場を創ることで
経営者が感じている危機感と社員が感じている危機感の
ギャップをうめ、全社一丸となってコロナ禍に対処する
必要性があるという機運を作り出す
ということが設定できるかもしれません。
このように
今回のコロナ禍のピンチとだけ取られるのではなく
チャンスに変えることが出来ないかと捉え方を変えるだけで、
ある一つの行動の成果を2倍、3倍に増やしていくことが
出来ます。
是非
自社においてピンチをチャンスに変えるには1アクション3ゴールを
意識されれてみることをお勧めします。