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ブログ 営業組織力強化 組織・人材開発 組織開発・人材開発

【第113回】社員が主体的に動かない。その理由は?

113:若手の主体性をつぶしている

 

こんにちは。

協創マネジメントコンサルタントの古厩です。

 

経営者の方にコンサルティングでお会いして

話を伺っているとよく耳にすることに

 

「当社の若手社員は主体性がない」

「いちいち指示をしないと、動かない」

 

などがあります。

 

また、研修講師として大企業の研修部門の方と

打ち合わせをしていると

 

「若手が主体的に動けるようにしたい」

「現場の上司層からも若手を早期に戦力化させて欲しい」

「言われたことはしっかりと行うが、自ら考えて動かない」

 

などと伺い、

研修でどうにかしていきたいと相談を受けます。

 

しかし原因はどこにあるのでしょうか?

 

1.失敗を恐れ、正解を求めがちな若手社員

毎年、4月から5月にかけて新入社員の方々向けの研修に

登壇する機会をいただきます。

そこで会う新人の方々は、

私が社会人としてスタート時期と比べて

すごく優秀な方が多いなという印象を受けます。

(他の講師と話していても昔の自分と比べると

 驚くほど優秀だという方が多いです)

 

具体的な事例をもとにその解決策を考える

グループ討議をやらせてみても、

時間内に講師が求めたい内容を

きれいにまとめてきます。

また、

討議結果の発表にしても

それなりに分かりやすく話すことが出来ています。

 

これらは就職活動を通じていろいろと

身に付けてきている良い面かと思います。

 

しかし一方で抽象的な問いかけや、

いろいろな選択肢があり、何が正解か分からないテーマ

になると一気に討議が進まなくなることがあります。

 

いわば思考を停止してしまう、考えることをあきらめる

状態となってしまします。

 

このような状態になると

講師としてはグループ討議に入り込み

受講者一人ひとりに

「このテーマは特に正解はない。○○さん的には、どう考える」

「合っている、あっていないは関係ない、まずはどのような行動

 を取ることが出来るか、アイディアを大量に出してみない」

などと質問を投げかけながら

考えを引き出すようにします。

 

このような介入をすると

本来の優秀さを取り戻して

自分なりの意見をぽつぽつと話始める方が

出て来ます。

 

とはいえ、大半の受講者は

「先生ならどう考えますか?」

と答えを求める方が多くいるように感じます。

 

このことより

優秀な素質を持っている社員でも

ビジネスの現場で起きる複雑な状況に対して

何をする必要があるかを考えるには、

 

社員が考え続ける場を作り出し、考えを引き出す

 

ことが必要であると思います。

 

この考えることが出来ていないがために

これまでの行動を改め

新たな行動がとれていない

という状況になるのであると思います。

 

これが若手社員が主体的に動けない事との

一つの要因だと推察します。

 

 

2.指示を出し続ける上司、考える機会を奪う上司

これまで若手社員側の要因を考えてきましたが

若手社員の上司側には要因は無いのでしょうか?

 

私は、上司側には大きな要因があると思います。

 

上司は管理職として自身の部署やチームを率いて

成果を出すことが求められています。

そのような中でどうしても自分の考えを

部下に提示し、その通りに行わせてしまう方が

多いように感じます。

 

上司自身はこれまで成果を挙げてきた

優秀な方が昇進して管理職にポジションについています。

そのため、このような場合であればこうすべきだ

という考えをしっかりと持たれている方が多いです

 

確かに上司がこれまで行ってきて上手く行ったことを

提示し、部下に実施させれば短期的には成果を挙げられます。

 

しかし

常に上司からやり方を提示されることに

慣れてしまった若手社員は自ら考えることを

覚えるでしょうか?

 

おそらく自ら考えることをやめてしまうことに

なるのではないかと思います。

 

それは若手社員からすると楽だからです。

 

・自ら考えなくても良い、

・言われたことを行えばよい、

・もし上手く行かなくても、指示された通りに行ったので

 失敗の理由は上司の指示が悪かったから、だから私は悪くない

 

このような循環が出来上がってしまうと

若手は自ら考えることをやめてしまいます。

 

その結果

主体的に動く(自ら考え、行動する)

ということをすることがなくなります。

 

3.まずは、考えを伝え合うことが出来る「場」を作るところから

では若手社員側の要因と管理職側の要因を踏まえて

主体的に動くことが出来る社員をつくりだすには

どうすれば良いでしょうか?

 

まず考える必用があることは

職場において社員が自分自身の意見や考えを言いやすい環境を

つくり出せているかどうかということです。

 

研修などで管理職のかたに職場の状況をお聞きすると

「私の部署は結構コミュニケーションが取れています」

「メンバー同士仲は良いですから大丈夫だと思います」

という声をお聞きします。

 

確かに職場の状況は良いように感じます。

しかし、メンバー間、上司・メンバー間で

話されている内容はどうでしょうか?

 

結構多いのは、

ビジネスに直接関係がない、当たり障りのない内容のことが

多い気がします。

(コミュニケーションがないよりはあったほうが良いのは言うまでもありませんが)

 

是非、管理職の方には、

ビジネスの話

・今後この会社・部署をどうしていきたいのか

・お客様により良いサービスを提供するために、我々は何をする必要があるか

・お客様が今困っていることは何か

・お客様とより関係を深くするには、どのような方法があるか

など

真面目な話を、ワイワイガヤガヤと自由闊達に

意見交換できる場を作ってもらうと良いのではないかと思います。

 

是非、このような真面目な話をするための場を

週に1度短時間でも良いので作られることをお勧めします。

 

そうすることで、若手社員も普段聞きたいことを聞くことが出来るようになりますし、

また、こうすれば良いのにと思っているアイディアを披露することが出来るようになります。

 

まずは

みんなで真面目な話を

ワイワイガヤガヤ、自由闊達に話すことが出来る場

を作るところから始めてみませんか。

 

 

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