こんにちは。
協創マネジメントパートナーの古厩です。
経営者や管理職に求められる能力は
色々あります。
その中でも
部下や周囲を巻き込むために
必要となるスキルに言語化能力
は必要です。
私が新卒で入社したのは証券会社でした。
当時に課長は営業力が高い優秀な方で
色々と指導をしていただきました。
「新規客を取りたいのならば、まずは大量のお宅を訪問して仲良くなれ」
「お客様のご自宅にいったらお客様をほめろ」
「その髪型ではだめだ、俺が整えてやる」
などなど
まさに自身のこれまでの経験をもとに
売れる営業マンになるために
いろいろと教えてもらいました。
しかし
その当時の私は教えれらえたことを
ほぼ理解することが出来ませんでした。
課長の求める行動を私は実行することは出来ていませんでした。
現在はコンサルタントとして活動をしているので
課長が意図していた意味や行動は理解できますが
当時は
「で、どうしたら良いのですか?」
という思いばかりでした。
このようなことは
特に優秀な経営者や管理職によくおこることです。
優秀な方がにとっては
当たり前のことであり、
改めて考えるまでもなく
感覚で出来てしまうことばかりです。
しかし
この感覚で出来ていることを
部下に伝えようとしても
当時の私のように
「具体的にどうすれば良いのですか?」
の問いに、的確に返すことが出来ない状況が発生してしまいます。
これは
感覚で行っていることを
言語化することが
出来ていないということになります。
では
言語化するにはどうすれば良いかというと
1.どのような行動を行っているか、細かく分解し、それを短文にまとめる
2.その行動を、どのようなシーンで使用するか明確にする
3.その行動で行い意図(相手にどのような変化をもたらしたいのか)を明確にする
の3つは最低でも行う必要があります。
是非、一度ご自身が感覚でおこなっている優れた行動を
言語化し、部下に伝えていかれることをお勧めします。