おはようございます。
「経営者のビジョンに社員を巻き込み、組織としてのパワーを引き出す」
協創マネジメントパートナーの古厩 啓(ふるまや けい)です。
私は日本キャッシュフローコーチ協会に所属しています。
*日本キャッシュフローコーチ協会ホームページ
https://www.jcfca.com/
この協会では、税理士、会計士、中小企業診断士、弁護士、コンサルタントなど
様々分野の専門家が企業経営者をサポートするために我々に何が出来るかを
Facebookや勉強会などで情報共有し、切磋琢磨しています。
その様な専門家集団の中で全員が共有し、実践している習慣があります。
この習慣は意識すればだれでもでき、そのうえ生産性をあげることが出来る
物なので是非、皆様の会社や組織に取り入れることを検討いただければと思います。
では、その習慣とは何かというと
1アクション3ゴール
通称:1A3G
というものになります。
どのようなことかというと
ある一つの行動をする際に、異なる方向性の目的を設定する
事です。
例えば
外部の研修やセミナーを受けに行ったとします。
その際の目的は
1.研修やセミナーで話される内容を理解し、現場で実行するヒントを得る
といったことはすぐに思いつくかと思います。
目的なくただ聞くだけではないので
これだけでも素晴らしいことなのですが、
これにプラスしてさらに目的を設定しましょうという話です。
ではこれ以外にどのような目的を設定することが出来るでしょうか?
私の場合は講師や研修企画などを行っているので
2.受講している研修やセミナーのプログラムの組み立てを理解し
その組み立てが受講者にどのような変化を与えるかを考え
良い点は取り入れることが出来る状態にする
ということを考えています。
たまにセミナー・研修の内容以上にこちらの目的がいつの間にか
最重要になっていることがあります。
そしてもう一つは
3.私が企画する、大企業向け研修で1日で多クラス展開する際の講師候補として
関係を構築する
ということを考えています。
このように1つの行動に対して3つの目的を設定すると
同じ時間を使っていたとしても、3つの成果(目的)を得ることが
出来るようになるので
単純に時間当たりの生産性が3倍になる
ということです。
今は研修・セミナーの受講という一つの行動を取り上げましたが
日々行う行動を常に1A3Gを意識していたとしたらどうでしょう?
相当な生産性が上がることになると思いませんか?
協会の所属のメンバーは常に意識して行っているので
凄い成果を挙げ続けることが出来ている方が多いのもうなづけます。
そして、もう一つ皆さんの会社・組織に取り入れていただきたい理由があります。
それは
1A3Gを行うためには
毎回違った方向性の目的を考える必要があると
お伝えしたかと思います。
これは
多面的に物事を見るという訓練を
行い続けるということになります。
社員向けの研修の依頼を受ける際に
よく言われるのは
社員の視点、視座を高められるようにしたい
ということです。
この視点、視座を高めるためには
物事を多面的に見て、考えるということが
必要となります。
1A3Gを行うことでこの点が常に訓練され続ける
ということになり、
人材育成という面でも効果が高い習慣になると思います。
是非、1A3Gを自社の習慣に取り入れることを
検討いただければと思います。