業務改善を自分事に出来ない若手社員、その理由は・・・

こんにちは。

協創マネジメントパートナーの古厩です。

 

人材育成のコンサルティングにお伺いすると

 

「社員にコスト意識を持たさせたい」

 

「日々業務改善をする意識を持たせたい」

 

という声を聞きます。

 

 

一方で社員の方々と話をしていると

 

「コスト削減や業務改善をするように上司から言われているが

 なぜ、やらなければいけないのかよく分からない。」

 

「とりあえず、成果報告会があり資料を作って、発表をしないといけないので

 それまではとりあえずやります。」

 

「上司、先輩なんかを見ても、普段そんなことやっていないし、

 ほんと普段の業務の時間を取られるだけであまり意味がないと思います。」

 

といった声を聞くことが多いです。

 

なぜ、

このようなことが起きてしまうのでしょうか?

 

一つの要因として

 

コスト削減の活動や、業務改善の活動をすることが

具体的に会社に対してどのような影響を与えるのか

 

理解出来ていないことが多いのではないかと思います。

 

そして、

 

会社に与える影響が

自分自身に対してどのような影響を与えることになるのか

理解出来ていないため、

 

コスト削減や業務改善を自分事として捉えることが

出来なくなっている

 

のではないかと思います。

 

 

若手社員向けの研修などで

自分の家計の状況がどうなっているか

考えていただくことあありますが

驚くほど自分自身の家計を把握していない方が多くいます。

 

気にしているのは

手取りの金額(銀行に振り込まれる金額)

のみという方が多いです。

 

そして

手取り金額を増やすために

どのような働き方をすると良いか分かっていない

(そもそも教えてもらったことがない)

状態になっています。

 

 

image

*お金のブロックパズル®』は西順一郎氏の「戦略会計 STRACⅡ」をベースに
和仁達也氏が加筆修正を行い考案した図です。

 

研修などで

自身の家計を見える化したうえで

 

自身の収入は会社の人件費にひもづいている

ということを伝えると

会社のお金の流れに興味関心を向けるようになります。

 

また

 

会社のお金の流れを、お金のブロックパズルで

 

粗利= 固定費(人件費+その他)+利益

 

と理解すると

 

では粗利を増やす働き方をする必要があると

腹落ちする方が多くくいます。

 

 

ここまでくると

 

なぜコスト削減をする必要があるか

なぜ、業務改善をする必要があるか

 

という理解が出来るようになります。

 

そして

 

日々の業務の中で自分の行動は全て

会社のお金の流れに影響を与えていることが分かるようになり、

では、より評価される働き方は何か

 

と、考えるようになっていきます。

 

どうしてもお金の話や会社のお金の流れ

というと細かな簿記のルールや会計のルールを

理解させないといけないと思いがちですが

 

財務や経理の部署に所属していない限り

細かなルールを覚える必要性はそれほど他かかりません

 

必用なのは

自身の業務が会社のお金の流れにどのよう影響を与えれているのか

ざっくりと把握できれるようになることです。

 

お金のブロックパズルは

ざっくりと把握するためには

優れたツールになります。

 

このところ若手社員向けの研修で

お金のブロックパズルの理解と業務改善をテーマにする

企業様が増えています。

 

もしご興味がありましたら

事例をお伝えすることも出来ますので

お気軽にお問い合わせください。

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