管理職の部下育成や営業パーソンの新規取引先開拓などが出来ない理由として研修の場で毎回上がるものの中に、
「時間がない」
と言うものがあります。
しかし本当に時間がないのでしょうか?
研修などでお会いする受講者の方々と話していて気づく実感値としては時間が無いと思いこんでいるだけで、実は細切れの空いた時間は大量にあり、その時間を無駄に浪費していることが多いように感じます。
では、部下育成や新規取引先開拓は長時間をかけないと出来ないものなのでしょうか?そうではないと思います。
部下育成であれば5分〜10分のショートコーチングやティーチングでも十分に成果を上げる事ができます。
また、新規取引先開拓においても、殆どの場合飛び込みで行うことはなく、まずターゲットとする企業のキーパーソンに対してアポイントの電話を行い着座面談のアポイントを取ることがスタートになります。これも1コール10分以上かかることは稀ではないかと思います。
上記を考えると細切れ時間を浪費することなく、有効に活用することができれば、部下育成や新規取引先開拓を行うことは十分にできるのではないかと思います。
では、細切れの時間をどのように把握すれば良いのでしょうか?
それは手帳を上手く使いこなすことではないかと思います。
細切れ時間を発見しやすくするためには、手帳は30分刻みのバーチカルの手帳を使うことが第一歩になります。
その上で、手帳に予定を記入する際は予定開始時刻と終了時刻をしっかりと書き込みます。
そうすることでA予定とB予定の間には30分スキマ時間があることに気づくことができるようになります。
気づいたならばこの30分で部下育成をしたり、新規取引先開拓のための行動の予定をスケジュールに書き込む必要があります。
こうすることで、スキマ時間は有効に活用することが出来、
「時間がない」という言い訳が自分自身に出来なくなるのではないでしょうか。
ぜひ位置でスキマ時間が無いか再確認してみてください。
必ずあるはずです。