管理職の研修などで、新人社員の事が話題に上がる事が多いです。
そこででる意見で多いのは、
「ウチの若手は、報連相ができてない」
「自分の意見を言わない」
「指示されたことしか出来ない」
など否定的な意見が多く、ゆとり世代だからしょうがないと諦めている方が多いように思います。
でも実際本当なんでしょうか。
新人研修でお会いする新人の方々は私が新人の頃に比べて
論理的思考とかプレゼンテーションの能力が高くて、周りに対する気づかいもちゃんとできる人(空気を読むのがうまい)が多いように思います。
では、新人のこういった優秀な面があるのに、活かしきれていないのはなぜなんでしょうか。
おそらくこの問題は新人側だけにあるのではなく、迎え入れた管理職や部署などの組織の問題もあるのではないかと思います。
では組織としての問題がどこにあるのかというと、
本来ポテンシャルの高い新人たちが、それを発揮する場がない、もしくは自分を伝えるコミュニケーションの場がないということはないでしょうか。
報連相一つ取ってみても、社内の新人研修で報連相のスキルを身につけても、実際に上司に報連相しに行ったら「忙しい」といって聞いてくれない。
論理的に伝えたのに、上司が論理的にフィードバックできていない場合だって、大いにあると思います。
では、どのように解消をしていったらよいか考えると
組織の中でもっとコミュニケーションの「場」を作る必要があると思います。
例えば、報連相なども16:00から17:00の間にするようにすると組織内で仕組み化するだけで大きく変わってくると思います。
新人がコミュニケーションを上司や周囲の先輩とコミュニケーションを取る「場」を作るところから始めてみませんか。