おはようございます
協創マネジメントパートナーの古厩です。
お金のブロックパズルの使い方には大分慣れてきたでしょうか?
何度も実際に書いてみることで
使いこなすことが出来るようになります。
是非、
このブログを見ながら、手を動かしてみてください。
昨日ははお金のブロックパズルを活用して
粗利率が1%改善した場合の会社のお金の流れを
把握する方法を解説してきました。
今週はお金のブロックパズルを利用して
経営数値がどのように変わるかを考えています。
お金のブロックパズルを使いこなすことが出来るようになると
様々な経営判断を行う際のヒントを得ることが出来るようになります。
お金のブロックパズルを見ながら読んで頂くとわかりやすいので、
まだ、お金のブロックパズルの作り方をダウンロードされていないようでしたら
下記リンクからダウンロードしてください。
本日もあるシステム会社を想定して考えていきたいと思います。
システム会社の現在のお金のブロックパズルは以下のようになっているとします。
簡略化のために
受注1件で20万の売上、月5件の受注をしているとします。
さて今回は、
商品を5%値上げしたら、利益がどれだけアップするか
考えていきたいと思います。
もし、時間があるようでしたら
お金のブロックパズルをご自身で書いてみて
その答え合わせのつもりで以下を見てもらえると
よりお金のブロックパズルが使いこなせるようになると思います。
商品を5%値上げということですので
21万(1件当たりの売上)=20万+5%(値上げ分)
105万(売上)=21万(1件当たりの売上)×5件(受注件数)
となり、
売上は100から105に増えます。
単純な計算ですね。
では変動費はどうでしょう?
変動費は値上げするしないにかかわらず
今回は変化をしないため
変動費20のままです。
粗利はどうでしょう?
粗利(85)=売上(105)-変動費(20)
粗利率(81%)=粗利(85)÷売上(105)×100
となります、
粗利は80から85に5増加し
粗利率も80から約81に1増加します。
固定費はどうでしょう?
固定費は5%値上げしたとしても
変わらないので70のままです。
結果
利益(15)=粗利(85)-固定費(70)
となります。
お金のブロックパズルにすると
となります。
商品を5%値上げした場合
利益は10から15に5増加
50%の利益増となります。
今回は値上げの例で話をすすめましたが
経営者として注意すべきことは逆の場合です。
営業パーソンがお客様の依頼で
安易に値下げを受け入れていないかです。
営業パーソンの感覚であると売り上げが5%下がるだけなので
それほど大したことでないと考えていることがあります。
しかし、値下げは利益の減少に直結してしまうため
影響は大きくなります。
この影響の出方を営業パーソンにお金のブロックパズルを利用して
しっかりと教える必要があります。