こんにちは。
協創マネジメントパートナーの古厩です。
このところ、勉強のために
色々なオンラインコミュニティーに参加して
意見交換をすることが多くなりました。
その中で、
何故か話が合わないなと感じることが良くあります。
参加されている方々は
それぞれの分野で実績も経験もある方ばかりです。
でも、話がかみ合わないんです。
そのような経験をされたことありませんか?
険悪なムードの会議、やっていませんか?
研修で管理職研修を行っている時に
業務の問題点を話し合っていただくことがあります。
その際、結構白熱?することがあります。
例えば
営業部門
「最近商品の不具合が多発して、その尻ぬぐいで時間を取られて困っている
不良品率を下げるのが当社の一番の問題だ」
製造部門
「営業が無茶な金額で受注してくるから、コスト削減のしわ寄せが製造に
来て今大変な状態なんだ」
営業部門
「コスト削減をお願いはしているけど、品質を下げても良いとは一言も言っていない」
「それに、納期が守れないことも多くなっているじゃないか、営業は頑張っているのに
これじゃ、営業活動をするだけクレームを増やしているようなものだ」
製造部門
「小ロットの受注ばかり取ってくるから、段取り替えに時間がかかってしまうんだ
もっと大口の顧客との受注を増やしてもらわないと。営業戦略が私は問題だと
思うのですが」
などなど
それぞれの立場でから見ればもっともなことが多いのですが
会社としてどうなのか?といった視点で見ると話がかみ合っていない
ことがよくあります。
社内で同じコミュニケーションツールを使っていますか?
営業部門と製造部門の会話は何が問題なのでしょうか?
ビジネス上の問題のは、
実は
「コミュニケーションの問題」
であることが多いです。
我々は、普段コミュニケーションを取る際には
共通のツールを使っています。
それは
「日本語」
です。
しかし、ビジネスにおいてはもう一つ共通のツールを
持つ必要があります。
それは何だと思いますか?
ビジネスにおいて共通言語とする必要があるのは
「会計」
です。
「会計」は会社の数字を読むための技術です。
そして、会社のお金の流れを理解するための技術です。
会計は「経営の状態を映す鏡」と言われます。
会社内で話し合いや会議を行う際に、
同じものを見ていないと
先ほどの営業部門と製造部門との話のように
話しがかみ合わなくなり、険悪な雰囲気になってしまうことになります。
その為、「経営の状態を映す鏡」である「会計」を
社内の共通言語とする必要があります。
脱★完璧主義で「会計」を社内の共通言語にする
とはいえ、会計と言うと
数字の羅列ばかりでとっつきにくく
よく分からない
という現場の声が聞こえて来そうです。
「会計と言うと、まずは簿記を知らないとダメでしょ」
「なんか仕分けを大量に覚えなければならないし、そんなことをやるぐらいなら
自分の業務に精通するほうが良いのではない」
というような声はよくありますし、
私が営業パーソンとして業務をしていた時には
まさにそのようなことを思っていました。
しかし
「会計」=「簿記」
と誤解していただけだったのです。
「会計」は会社のお金の流れを読み解く技術です
「簿記」は会社の財務諸表を作るための技術です。
簿記の細かな知識は経理部門の方や会計士のかたには
絶対的に必要なことですが
それ以外の方にとっては絶対に必要かというと
そうではないことが多いです。
(もちろん簿記を知っていたほうが良いに越したことはないですが)
必用なのは、会社のお金の流れを理解し、
自身の業務がお金の流れの中でどのような影響を与えているかを
理解出来れば良いのです。
その為には
脱★完璧主義
で、簿記などの細かなルールは一旦横においておいて
お金の流れの大枠を掴めるようになる必要があります。
そうすることで、
どの部門のかたでも
会社の状態を「同じ鏡」で見ることが出来るようになり
話しがしやすくなります。
「同じ鏡」を持つためには
これまで何度かお伝えしてきた
「お金のブロックパズル」は有効なツールになります。
詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください
また、無料セミナーを行っているので手っ取り早く知りたいかたは
ご参加を検討していください。
では、また明日お会いいたしましょう。